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■【保険道場】第110号(2008年10月2日配信)

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  ──  世の中で一番真剣な保険マガジン ──

 【 保 険 道 場 】 金融・保険メールマガジン  2008-10-02

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■ 目次
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 01:(保険のアレコレ・第8回目)「告知の重要性」
 02:(保険クイズ)選んでクリックするだけ。「図書券」当たるかも
 03:(保険コラム)
 04:(今週の医療保険ランキング)
 05:(編集後記)

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╋■┛ 01:(保険のアレコレ)「告知の重要性」
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 保険料が、予定死亡率などの“リスク発生の危険度”に基づいて
 決められていることは、6月19日配信の「大数の法則」でお話しした通りです。
 (詳しくはバックナンバーをご覧下さい。)

 年齢・性別に応じた保険料を設定することで、
 「統計的に同じ危険度の人たちが同じ保険料を負担する」
 という公平な仕組みが成立している生命保険ですが、
 その“公平性”を保つためのもう1つの重要な要素が
 “健康状態についての診査および告知”です。

 生命保険は、
 「大勢の加入者が払った保険料を全体の共有財産とし、そのお金を、
  不幸にして万一のことが発生してしまった人の助けとして渡す」
  という“相互扶助”の仕組みで成り立っています。
 
 誰もが、「自分の身に万一のことが起こるかどうかはわからないけれど、
 そうなった時に助けてもらえるように」と加入している訳です。
 
 しかし、例えばそこに「残された命は、あと半年…」
 と診断されている人が加入したらどうなるでしょうか。
 
 全体の共有財産が、半年後には確実にその人のもとに渡ることが、
 最初からわかっていることになります。
 
 そうなると、保険料負担の公平性が成り立たなくなってしまいますので、
 みんなの危険度を一定の範囲に保つために、
 加入時に“健康状態についての診査および告知”が行われているのです。

 具体的な診査や告知の方法には、
  ・告知者による方法(被保険者が自ら記入)
  ・医師の診査による方法(所定の検査を受け、医師の質問に回答)
  ・健康診断書による方法(告知書に健康診断結果を添付)
  ・生命保険面接士による方法(面接士の確認を受けながら告知書に記入)
 
 がありますが、どの方法を選ぶかは、
 保険商品や保険金額などによって選択します。

 方法によって多少の差異はありますが、主だった告知項目は以下の通りです。
  1:職業・体格について
    勤め先および具体的な職種(危険職種でないかどうか)
    身長および体重(極度の肥満、痩せすぎでないかどうか)
  
  2:3ヶ月以内の健康状態について
    3ヶ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことが
    あるかどうか。
    その結果、検査・治療・入院・手術をすすめられていないかどうか。
    
  3:5年以内の病歴について
    5年以内に、病気やケガによる7日以上の継続入院または手術、告知書に
    掲げられた病名に対する診察・治療等、それ以外の7日 以上にわたる
    診察・治療等を受けたことがあるかどうか。
    
  4:2年以内の健康診断結果について
    2年以内に健康診断や人間ドックを受けたことがあるかどうか。
    その結果、再検査・精密検査・治療をすすめられていないかどうか。
    
  5:身体の障害について
    視力・聴力・言語・咀嚼機能に障害がないかどうか。
    手・足・指の欠損や機能障害、背骨の変形や障害がないかどうか。
    
  6:満16歳以上の女性について
    5年以内に、告知書に掲げられた女性特有の疾患に対する診察・治療等、
    妊娠・分娩に伴う異常による入院・手術を受けたことがあるかどうか。
    また、現在妊娠しているかどうか。
  
  7:ガンについて(ガン保険・特定疾病保険等)
    今までにガンにかかったことがあるかどうか。

 これらに該当した場合には、その内容や時期、診察を受けた医療機関名を
 具体的に記入していきますが、重要なのは、
 
 「ありのままを正直に書く」ということです。

 「これぐらい言わなくても大丈夫だろう」という安易な判断で、
 行うべき告知を行わないで生命保険に加入した場合、
 保険会社は、その事実を知ったとき『告知義務違反』を理由に契約を
 解除することができることになっています。
 
 ちなみに、保険会社が『告知義務違反』を知るのは、
 保険金・給付金の請求が発生したときや契約確認
 (契約をランダムに抽出して不正等がないかどうか確認する作業)
 を行ったときです。
 
 保険会社は、契約の際には被保険者の告知を信用して手続きを進めますので、
 無事に契約が成立することは多いと思います。
 
 しかし、特に契約から短期間での請求については詳細に調査が行われ
 ますので、『告知義務違反』は必ずバレると考えておいた方がいいでしょう。
 契約が解除されると、もちろん保険金・給付金は受け取ることができません。
 
 厳し過ぎるように感じる人もいらっしゃると思いますが、
 冒頭でお話ししたように生命保険制度の根幹である“加入者間の公平性”
 を保つための告知ですから、それくらい厳格に取り扱われているのです。

 『告知義務違反』を行なってしまう人の中には、
 「正直に告知すると保険に入れないのではないかと心配になって…」
 という人も多いようですが、必ずしもそういう訳ではありません
 (これについては次回詳しくお話しします)し、
 入れたとしても保険金を受け取れなければ意味はありませんよね。
 
 あと、営業担当者に話しただけでは
 告知したことになりませんので注意しましょう。
 所定の様式に従って、保険会社に正確に伝えることが重要です。
 
 
(ファイナンシャルプランナー 佐藤名ゝ美)

 
 (次回に続く)
 
 以上、ご参考になりましたか?
 
 
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 Q1. 生命保険の契約時に、保険会社に対して告知を行なわなければ
    ならない項目は次のうちどれでしょうか。

  A1. ア. 2ヶ月前、虫歯の進行が重度となり抜歯したこと
       
     イ. 1年前、出産(正常分娩)のため7日間入院したこと
       
     ウ.  4年前、貧血のため薬を処方してもらったこと

 
 Q2. 被保険者の職業によっては、“危険職種”とみなされ契約条件に
    何らかの制限がかかる可能性がありますが、
    次のうち“危険職種”に該当しないものはどれでしょうか。

  A2. ア. 毎日約100kmを車で移動する生命保険の営業マン
       
     イ. 昼間のみ勤務するタクシー運転手
       
     ウ. 町の空手道場の師範


 Q3. 生命保険会社が、契約解除を行なうことができないのは次のうち
    どんな場合でしょうか。

  A3. ア. 被保険者の勘違いによって告知が洩れたケースで、
       責任開始から2年2ヶ月経過した時点でその事実を
       保険会社が知った場合
  
     イ. 告知義務違反の事実を知りながら、保険会社が3週間
       それを放置した場合
     
     ウ. 被保険者がガンにかかっていることを隠して
       保険に加入したケースで、責任開始から2年6ヶ月経過した時点で
       その事実を保険会社が知った場合


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╋■┛ 03:(保険コラム)保険会社の特約、今後はどう変わる?
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 病気やケガへの不安から、多くの人が加入している医療保険やがん保険。
 現在これらに加入しているか、興味を持っている全国の20〜60代の
 男女1,000人を対象に行われた調査の結果が、先ごろ発表されました。
 (出典:楽天リサーチ )
 
 
  <調査結果概要>より
  ■ 将来的に不安を感じる病気で最も多かったのは「がん」だった。
  ■ 医療保険・がん保険の資料請求、および加入のきっかけは、
    ともに「病気やけがへの不安があるから」がトップ。
  ■ 医療保険に加入している人は38.3%、医療保険・がん保険の
    両方に加入している人は37.6%。40代以上では医療保険・がん保険
    の両方に加入している人の割合が多い。
  ■ 加入している保険会社のトップ3は、アフラック、
    共済、アリコジャパン。
  ■ 月々の保険料は、「3000〜5000円未満」がトップ。
  ■ 43.6%の人が、現在加入している医療保険・がん保険の見直しの意
    向をもっている。
  ■ 医療保険・がん保険選択のポイントは、
    「病気での入院給付金日額が十分である」「保険料が安い」
    「保障が一生涯続く」がトップ3。

 この調査結果を見て、みなさんはどんな風に感じられたでしょうか。

 現在、医療保険やがん保険に加入している人に対して、
 新規加入や見直しの意向について尋ねた結果の詳細は以下のようになっています。
 
  ・ ぜひ見直したい(絶対に見直すつもりである)・・・9.7%
  ・ やや見直したい(将来的に見直しを考えている)・・・33.9%
  ・ どちらともいえない・わからない・・・30.8%
  ・ あまり見直したくない(当分見直すつもりはない)・・・22.2%
  ・ 全く見直したくない(絶対に見直さない)・・・3.4%

 見直しについて、「絶対に」とか「将来的に」などの
 “積極的見直し派”は4割以上となり、“消極的見直し派”よりも
 ずいぶん多くなっています。
 
 この調査の対象者は、すでに現在加入している人なのですから、
 顧客満足度という点から考えると、これらの保険に対する満足度は
 かなり低いと言わざるを得ないようです。

 では、なぜなのでしょう。
 「保険のわかりにくさ」が、その理由の1つではないでしょうか。
 自分が加入している保険でさえ、内容がよく理解できていない
 という人も多いはず。しくみそのものや、保障と保険料の設定が複雑で
 わかりづらいと思っている人は、まだまだ多いと思います。
 
 そのため、「自分が支払っている保険料にムダがあるのではないだろうか」
 とかあるいは、「自分の保障ではまだ足りないのではないか」といった
 不安を生んでいるといえるでしょう。

 一方、このところの金融経済問題などによる影響や、
 一連の保険金の不払い問題など、保険会社そのものに対する信頼が
 ゆらぐようなことも起こっています。

 保険という商品を選び、何年も何十年にもわたって保険料を支払い続け、
 そして万一の場合には保険金を受け取る。
 こういった保険というサービスを全体的に評価することは、
 加入者にとってはなかなか難しい。そういった現実が、
 今回の調査結果からうかがえるように思います。
 
 また、生命保険の保障の目的という点からも考えておきたいことがあります。
 生命保険の保障には、「死亡保障」と「医療保障」の大きく2種類があります。
 
 死亡保障の目的は、遺族にかかる経済的な負担を軽くするという、
 いわば「残された家族」のためのものといえるでしょう。
 
 それに対して、今回の調査対象である医療保障の目的は、
 病気やけがに備えるという「自分」のためのものです。
 そして、医療保険やがん保険は「入院」や「手術」を前提として
 保障するものが主体となっています。
 (共済など、ケガによる通院でも保障してくれるものもあります。
  また、調査結果の加入会社の2位にランキングされているのは、
  それが大きいと思われます。)
  
 「死」というのはダレにでも必ず起こることですが、
 「病気やケガ」それも「入院」となると、必ずしもダレにでも起きるとは
 限らないことです。

 なので、医療保険やがん保険に加入する場合には、
 「医療費がどのくらいかかるのか」、それに対して
 「どのくらいの備えをしておけばいいのか」という、
 必要医療保障額というものを考えればいいわけです。

 ところが実際問題として、「それがわからない…」から、
 このような調査が行われ、このような結果が出ているともいえます。
 
 わからない…からこそ、
 集められるデータから、いろいろと考えてみることは必要だと思います。

 まず、「医療費っていくらかかるものなのか」に対して、
 こんなデータを参考にしてみてはいかがでしょうか。
 
 ★ 厚生労働省 平成20年版厚生労働白書 生涯医療費(2005年度推計より)
  この資料によると、「生涯医療費」は約2300万円となっています。
  金額だけを見ると、「エ〜!そんなに多いの〜」と思うかもしれませんが、
  これは実際に窓口で支払う金額ではありません。各健康保険などによって、
  個人負担が3割と考えると、約690万円。
  これならかなり現実的な数字かなと思えますよね。
  (こうしてみると、あらためて思うのは、わが国の健康保険制度は、
   やはりありがたいということ。
   当たり前になりすぎて、民間保険への加入ばかりを考え、
   加入してもなお迷い、不安に思う私たち。これもまた現実です。)
   
 ちなみに、このデータをよく見ると、
 医療費がかかる年代は集中しています。
 生まれてから4歳までと、あとは50歳以降。
 実は、一生にかかる医療費の50%以上は、70歳以降なのです。

 次に、「入院日数ってどのくらいなのか」に対しては、
 こんなデータが参考になるかもしれません。
 
 ★ 厚生労働省 平成17年患者調査の概況 より
  ・ 「退院患者平均在院日数 施設の種類・年齢階級別」
  ・ 「退院患者平均在院日数 傷病分類別」
     
 上記のデータによると、病院を退院した患者の在院平均入院日数は39.2日。
 病院と一般診療所とでは多少違いがあるものの、
 全体的に入院日数は減少傾向にあることがわかります。
 
 また、傷病別にみた平均入院日数は、がんが24.6日、循環器系疾患が56.0日
 (うち、高血圧生疾患が4.4日、心疾患が27.8日、脳血管疾患が101.7日)、
 糖尿病が34.4日。
 長期化するものとしては、精神及び行動の障害(認知症等)で298.4日と
 なっています。

 このように、私たち一般人でも、厚生労働省の統計がすぐ手に入り、
 入院の日数などを知ることができる便利な世の中になりました。
 
 次に目安として知りたいのは、
 「入院や手術をした場合に、実際、どのくらいの金額がかかったのか」
 ということ。ただし、これに関しては、この病気ならいくら…
 という一覧表の形ではいかないようです。
 
 それは、同じ病名であっても、手術も検査も処置も投薬も、
 すべては各病院、各医師によって判断が変わってくるためです。
 たとえば、同じ病気の場合でも、手術そのものにかかる費用は、
 国による診療報酬によって決められています。
 が、それ以外にどんな検査をどれだけするのか、
 どんな投薬で治療をしていくかとなると、同じ病気でも診療単価、
 つまり1人あたりの患者さんから得る診療収入はさまざま…となるわけです。
 公立病院か民間病院かによっても、あるいは各病院の経営方針によっても、
 また病院の規模やスタッフ等いろいろな要素によって
 ばらつきが出てしまうようです。
 それでも、なんとか参考になるかと思われるデータが示されている
 サイトをご紹介しておきます。
 
 ★ 国立がんセンター がん対策情報センター
 ★ アフラック 「がんの治療費は、どのくらいかかる?」
 ★ 日本心臓財団

 「コレでもう何の心配もなし!」と思える保険選びはなかなかむずかしいもの。
  でも、その時の自分の健康状態や家計の状況にあわせて、
  時には見直しをしながら、少しでも納得のいく
  保険さがしができるとよいですね。
 
 (ファイナンシャルプランナー 高原育代)



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╋■┛ 04: 今週の医療保険商品ランキング(9月22日〜28日 保険市場調べ)
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 1┃メディスマート (ピーシーエー生命)
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 2┃EVER (アフラック)
 ━┛
 3┃医療保険 CURE(キュア)  (オリックス生命)
 ━┛
 4┃すこしであんしん終身医療保険 (アリコジャパン)
 ━┛
 5┃EVERハーフ (アフラック)
 ━┛

 ●その他のランキング一覧はこちら


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╋■┛ 05:編集後記
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 突然ですが、風邪をひいてしまいました。
 いつもだったら、病院に行き、注射を打ってもらい、
 薬を3日ほど飲んだら治っちゃうんですが、
 今回は、少し調子が良くなったかと思ったらブリ返し、
 回復に向かっているかと思ったらまたブリ返し・・・。
 足かけ3週間ほどになるのに、まだ本調子ではありません。
 何だか熱っぽい! から始まって、激しい喉の痛みと虚脱感を経て、
 今は咳・くしゃみ・鼻づまりの3拍子といったところです。
 言うまでもありませんが、やっぱり健康が一番大事!
 どうか皆さまにおかれましても、健康管理には十分お気を付け下さいませ。
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   ●このメールは以前「8798.net」「保険市場」サイトにて
   「保険情報サービス」のご登録をいただいた方にお届けしています。
   【保険道場】は、保険や年金、金融に関するお役立ち情報を
   毎月2回、お届けするメールマガジンです。
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   金融・保険メールマガジン【保険道場】   
   発行日 :毎月2回発行(増刊号あり)
   編集・発行:株式会社アドバンスクリエイト
  アドバンスクリエイトIRサイト: http://www.advancecreate.co.jp
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