スーパー定期―個人・法人向けの主流貯蓄商品―
1.商品の概要
都市銀行では預入額300万円を境に大口と小口に分け金利差を設けている。個人・法人対象の1か月〜10年(単利)と個人専用の3年〜10年(複利)の2種類があり,それぞれスーパー定期(1円以上300万円未満1円単位)とスーパー定期300(300万円以上1円単位)がある。スーパー定期300を法人が利用する場合,5年超の定期預金の取扱いは1000万円未満まで。
2.商品の仕組み
| (1) |
預入単位 |
1円以上1円単位(任意に金融機関が決める) |
| (2) |
預入期間 |
1か月以上(上限に決まりはないが,10年とする銀行が多い) |
| (3) |
付利単位 |
1円 |
| (4) |
適用金利 |
300万円未満と以上で金額階層別金利採用。適用金利は任意に金融機関が決める。預入時の利率は満期日まで変わらない。 |
| (5) |
利息計算 |
1年を365日として日割りで計算する単利型と3年〜10年については,単利型のほかに半年複利型も取り扱っている。半年複利型は個人に限定。 |
| (6) |
中間利払 |
単利型の場合,期間2年以上3年未満で預入の場合は1年目に,期間3年で預入の場合は1年目と2年目にというように,それぞれ中間利息が支払われる。中間利払利率は,約定利率×70%。 |
| (7) |
満期日以降 利率 |
普通預金利率 |
| (8) |
一部払出し |
期間1年超の定期預金の場合,1年経過後には必要な金額だけ(スーパー定期300は300万円を下回らない範囲まで)何回でも引き出せる銀行もある。なお,この一部解約部分の適用利率は期限前解約利率となる。 |
| (9) |
自動継続 |
1か月・2か月・3か月・6か月と1年・2年・3年・4年・5年・6年・7年・8年・9年・10年(金融機関により異なる) |
| (10) |
総合口座 |
自動継続のみ担保可能。 |
| (11) |
貸越限度 |
定期預金の合計額の90%または200万円のいずれか少ない額。 |
| (12) |
貸越利率 |
担保定期預金の約定利率+0.50% |
3.税金
非課税制度利用者以外は一律20%源泉分離課税が適用される。複利型の場合,満期時(解約時)に繰り延べ課税され,法人の場合は総合課税である。